2020年8月4日
年代 5世紀後半~6世紀後半
出土遺跡 本庄市内
古墳時代最初につくられた埴輪は、壺を乗せる台を祖型とする円筒埴輪と器台に壺を乗せた状態を表現した朝顔形埴輪でした。円筒埴輪と朝顔形埴輪は、墳丘を囲むようにして立て並べられるため、形象埴輪に比べ、製作数ははるかに多くなっています。また、つくられた期間も古墳時代前期から埴輪の生産が終了する後期までと長く、その間に形態も少しずつ変化していきました。そのため、古墳から出土する円筒埴輪や朝顔形埴輪は、古墳の年代をはかる「ものさし」として重要な資料となっています。