弓形埴輪

2022年1月29日

弓形埴輪
年代 6世紀後半
出土遺跡 東五十子29号墳
弓形埴輪を出土した東五十子29号墳は、6世紀後半に築造された直径約17mの円墳で、周堀から円筒埴輪のほか家・靫・大刀・人物・馬などの形象埴輪片が出土しています。弓幹(ゆがら)は粘土紐を楕円形に積み上げて成形し、最上部に小さな突起を造り出して末弭(うらはず)を表しています。弦は末弭に粘土紐を一周させた後、弓幹に沿って細く下へ延ばして立体的に造形しています。弓束(ゆづか)や本弭(もとはず)に相当する部分は欠損のため不明です。復原高は約80㎝あります。

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