飛鳥時代後半(7世紀後半)から奈良時代(8世紀)にかけて、律令制の定着とともに児玉・深谷地域でも地方行政組織の整備が進み、幡羅官衙遺跡群(深谷市)や中宿・岡・熊野遺跡(深谷市)からなる榛沢郡家、製鉄関連の炭窯が検出された皂樹原遺跡(神川町)、地域の有力者により造営された私寺と考えられる五明廃寺(上里町)、大仏廃寺(美里町)、大久保山遺跡ⅢA・ⅢC地区(本庄市)など、古墳時代までとは大きく性格の異なる遺跡が各地に出現します。本展ではこれらの遺跡を紹介するとともに、代表的な出土遺物を展示します
会期 令和7年1月18日(土曜日)~3月23日(日曜日)
開館時間 午前9時~午後4時30分
会場 早稲田リサーチパーク・コミュニケーションセンター2階 情報資料室
入館料 無料
休館日 月曜日(休日の場合は翌日)
本庄早稲田の杜地域連携展覧会「古代の児玉・深谷地域」チラシ (PDFファイル: 5.5MB)
講演会
神川町皂樹原遺跡-炭窯・鍛冶・寺院-
古代武蔵国北西部における鉄生産導入期の拠点であった皂樹原遺跡遺跡で調査された鉄生産に用いる木炭を焼いた横口付炭窯、鍛冶専用の工房跡、寺院の存在を示す古代瓦と遺跡周辺の古代の鉄生産遺跡についてお話しします。
開催日 令和7年1月25日(土曜日)
講師 金子 彰男 氏(神川町生涯学習課)
上里町内における古代遺跡の変遷-律令期を中心に-
今からおよそ1300年前の奈良時代、日本は、中国の制度を模倣し「律令国家」と呼ばれる強力な中央集権国家を整備していきました。またこの時期の上里町や神川町周辺は、「賀美郡」と呼ばれ、その過程で各地に数々の遺跡が形成された時期でもあります。
本講演会では、発掘調査で判明した周辺遺跡の変遷をたどり、「律令国家」の中の賀美郡とそこに生きた人々に迫ります。
開催日 令和7年2月8日(土曜日)
講師 林 道義 氏(上里町生涯学習課)
律令期の深谷周辺
7世紀後半に始まる律令制の導入により、地方でも行政機関が整備され、日本の古代社会は大きな画期を迎えます。深谷市内では幡羅郡家跡、榛沢郡家跡が確認されています。今回は、両郡家の全貌と、それを中心に展開した周辺遺跡、そして古代交通路についてお話しします。
開催日 令和7年3月1日(土曜日)
講師 知久 裕昭 氏(深谷市文化振興課)
共通事項
講演時間 午後1時30分~午後3時(開場 午後1時)
会場 早稲田リサーチパーク・コミュニケーションセンター3階レクチャールーム1
対象 どなたでも
定員 100名(事前申込制・先着順)
受講料 無料
申込 令和7年1月16日(木曜日)午前9時から電話、メールまたは直接本庄早稲田の杜ミュージアムへ(複数申込可)
メールで申し込む場合の注意事項 メール本文に希望する講演会名、受講者名、電話番号をご入力のうえ、本庄早稲田の杜ミュージアム(hwmm@city.honjo.lg.jp)あてにお送りください。