エジプト文明の特徴は、埋葬にあります。かの有名なツタンカーメンの墓では、ミイラが四重の棺に入れられ、数多くの副葬品とともに埋葬されました。こうした華やかな埋葬は、ファラオの権威を誇示するためだけではありません。そこには、古代エジプトの死生観が反映されているのです。
吉村作治氏を中心に結成された早稲田大学エジプト調査隊は、1971(昭和46)年、最初の調査権をエジプト政府から取得し、マルカタ南遺跡の発掘を開始しました。そこでは、新王国時代のファラオ・アメンヘテプ3世の儀礼用彩色階段が発見されましたが、その周囲から、後の時代の棺も多くみつかりました。またその後、ダハシュール北遺跡では、未盗掘墓がみつかり、彩色木棺や青いミイラマスクなどの大発見がありました。
本展覧会では、これら貴重な資料を用いて、古代エジプトの棺と埋葬そして死生観について紹介いたします。
会期 令和7年1月28日(火)~5月25日(日)
会場 本庄早稲田の杜ミュージアム早稲田大学展示室
開館時間 午前9時~午後4時30分
休館日 月曜日(休日の場合は翌日)
入館料 無料
主催 早稲田大学文化企画課考古資料館
後援 一般社団法人日本エジプト考古学研究所、東日本国際大学エジプト考古学研究所、株式会社アケト
関連イベント
特別講演会「エジプト発掘最新報告」
講師 吉村 作治 氏(早稲田大学名誉教授・東日本国際大学総長)
日時 令和7年5月17日(土)13:30~15:00
会場 本庄早稲田の杜ミュージアム
(早稲田大学本庄キャンパス93号館)3階レクチャールーム1
定員 100名(事前申込制)
受講料 無料
申込方法
受講を希望する方は「申込にあたっての留意事項」をご確認のうえ、1~3いずれかの方法で申し込んでください。
申込期限 3月31日(月曜日)
1 申込専用フォーム
2 郵送
任意の用紙(はがきも可)に必要事項を記入のうえ、郵送してください(消印有効)。
必要事項 (1)受講者氏名 (2)住所 (3)電話番号
※同伴者がいる場合(2名での参加を希望する場合)は、2名分の(1)~(3)を記載してください。
郵送先 〒367-0035 埼玉県本庄市西富田1011 本庄早稲田の杜ミュージアム
3 本庄早稲田の杜ミュージアム来館
開館時間中(開館日の午前9時から午後4時30分まで)のみインフォメーションにて申込みできます。
申込にあたっての留意事項
(1)1つの申込みに対して2名まで申し込みが可能です。同伴者がいる場合は必ず一緒に申込みください。
(2)当選者のみに通知します。通知は4月下旬を予定しています。
(3)当選の権利を第三者に譲渡することはできません。
(4)当日は報道関係の取材及び写真撮影が入ることがありますが、講演会への来場をもって同意とみなすことをご了承のうえ、申込みください。
(5)電話での申込みはできません。
講演会「エジプトで墓を掘る!」
現在展示中の木棺とミイラマスクのレプリカは、カイロ近郊の遺跡で未盗掘の状態で発見されたセヌウという人物の墓のものです。
その墓の発見と発掘、そして古代エジプトにおける棺と埋葬、来世観についてお話します。
開催日 4月26日(土曜日)
会場 早稲田リサーチパーク・コミュニケーションセンター3階レクチャールーム1
講師 馬場 匡浩 氏(早稲田大学考古資料館学芸員)
対象 どなたでも
定員 100名(事前申込制・先着順)
受講料 無料
申込 4月10日(木曜日)午前9時から電話、メール(本文に受講者名及び電話番号を記載)または直接本庄早稲田の杜ミュージアムへ